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2020年2月23日日曜日

【ブルーベリー】ブルーベリー栽培用土について

最初はブルーベリーの土を使いましょう!

 ブルーベリーの苗を始めて購入したときは、一緒にブルーベリー栽培用の土を買うことをオススメします。

 あらかじめ、ブルーベリー栽培用に「ピートモス」「鹿沼土」「赤玉土」「パーライト」等の土を配合されているので、間違いのない栽培用土となります。


ピートモス100%という栽培方法について

 ある程度ブルーベリーについて、詳しくなってくると、「用土」についてこだわるようになっていきます。なぜかというと、ブルーベリーは、酸性土壌を好むと言われているからです。
 
 そこで、ピートモス(H3.7~4.5程度)を多用することで、酸性土壌を目指すことが一般的です。
 
 推奨PHは、系統や品種によっても異なりますが、PH4.5~5.3とも言われ、通常の用土では、それだけ酸性に傾けることは難しいのです。
 

□ ピートモス栽培の難しさ

 ピートモスは、水を弾いて吸いにくいという特性があります。まず、ピートモスを鉢に入れる前に、水を吸わせるという一手間が必要となります。(一度、水を吸うと、問題ありませんが、完全に乾いてしまうと、水を弾くようになります)

 また、ブルーベリーは、根を深く張らないのに、水が大好きな植物でブルーベリーが枯れる原因の半分くらいは、「水枯れ」なイメージです。

 水切れに弱いブルーベリーを、水を吸いにくいピートモスで栽培するという点に難しさがあるのです。

 さらに付け加えると、ピートモスは、湿り続けると、腐ってしまう(ヘドロみたいになる)のです。そのため、プランターでのピートモス100%栽培の場合、1年に1回は、土を変えてあげることが望ましいと思います。

ココナッツ系資材の活用(ココピート、ココヤシチップ)

 現在、私は、プランターでの栽培用土は、「ココピート」と「ココヤシチップ」の混合としています。ブルーベリーの栽培数が増えてくると、毎年土を変えるのも大変になってきますし、お金もかかります。
 
 そこで、最近注目しているのが、ココヤシチップ、ココピート(水で膨らむ土)等の「ココナッツ系資材」です。両方とも100円ショップにも販売されていますし、ネットショップでも大容量サイズは販売されています。

「ココピート」に「ココチップ」を混ぜることで、通気性を向上させることができます。

【2022年4月追記】

 現在のブルーベリーの「ココヤシチップ」と「ココヤシピート」の配合比率は、ココヤシチップ80% ココヤシピート20%を目標としています。
 
 ココヤシチップにも、サイズが色々あって、Sサイズくらいですと、ココヤシチップの割合100%というのも可能かもしれません。 

□ ココナッツ系資材のメリット

まず、腐りにくいことがあげられます。先ほど述べたピートモスは、持って2年、鹿沼土も時間が経つと、形が崩れてしまい通気性が悪くなっていきます。
 
 ココナッツ系資材は、配合割合よっても変わると思いますが、5年くらいは、問題なく持ちます。

極論をいうと、土でなくても育つ!!

 私が参考にしているブルーベリーのサイトの 小沼果樹園さんの栽培用土についての研究に驚かされました!
 
 「ナイロンひも」が「軍手」「砂利」など有機質でないものにも見事に根が張っていることから、通気性 が大事ということを意識せざるを得ませんでした。
 
 ブルーベリーは、酸性土壌でないと育たないという考え方を見直すときが来ているのかもしれません。