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ラベル ブルーベリーの栽培手法 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2024年8月23日金曜日

【ブルーベリー】ノーマン枯れました💦(202407.15~08.11)

 無念だけれども、分かったことも

 一進一退で土俵際いっぱいで耐えていたノーマン(接ぎ木苗)でしたが、とうとう枯れてしまいました。

 ただ、今後に繋がる糸口も見つかった感じがしています。

 それは、「水やり頻度」です。

 それでは、写真でノーマンの様子を振り返っていきましょう。

【2024.07.15】

枯れかける中でも、一筋の光が見えた瞬間があります。

止水キャップを外して、
水やりを排水するようにした際に起こった現象です。

【2024.07.21】
葉っぱはどんどん落ちていきましたが、

新しい葉っぱの芽吹きもあったのも事実。
【2024.07.27】
止水栓を外していたので、ほぼ毎日水やりをしていました。
量はそれほど多いものではなく、500mlくらいを根元付近に
といった感じでしたが、
これが、枯れの原因ではないかというのが今の私の結論です。

水やりした場所は色が変わっています。

【2024.08.11】
枯れてしまいました。
7月末からは、芽吹いた葉芽も枯れていたので
完全に枯れたのを確信していましたので、水やりは恐らく
ほとんどしていません。

枯れた苗木を引き抜いて
何か糸口を掴めたら・・・。

最初に思ったことは、用土が湿っているということでした。
10日程度ほぼ水やりをしていないにもかかわらず。

ココヤシチップを取り除いていきます。

完全に湿っています。
根腐れしていた可能性が高いと思いました。

ある程度根っこは、ココヤシチップに張り巡らされていた・・・
しかし、加湿による根腐れが発生した・・・

苗木の根鉢は、上から下まで湿っています。

根鉢を崩してみましたが、
やはり、中まで湿っています。

そこで私の見解を整理すると、以下の通りです。
冬の期間は、週に1回の水やりでした。(根腐れはしない)
春先から止水栓を閉じたまま水やりの頻度を増やしていき、
全ての品種で不調が始まりました(加湿状態)
夏場には、毎朝水やりを行いました(更に加湿&高温で根が傷む)

苗木を抜いた下のゾーン、かなりの湿り具合のようです。

再度、苗木を抜いたところを確認してみましょう。

プランターに植えてしまった後は、
用土がどうなっているかを確認すること難しいです。
「ブルーベリーは浅根のため水枯れしやすい」、「プランターの止水栓を開けている」という二重の固定観念が夏場の毎日の水やりによる根腐れによる枯死を招いてしまったと
思っています。

元気な頃のノーマン


2024年6月13日木曜日

【あれこれ】ブルーベリーの100%ココヤシチップ栽培の現状について(2024.06.08)

 突然の不調の原因は??

 昨年秋から3本のブルーベリーの苗木(タイタン・ミス・アリスメイ・ノーマン)を栽培しています。

 3本については、ココヤシチップ100%用土という栽培を実験しているところです。

 冬から春先くらいまでは順調でしたが、暖かくなるにつれて全ての苗木が不調になりました。

 冬期においては、基本的に、休眠していますので、ココヤシチップ100%用土の影響は表面化してこなかったと考えられますが、

 春先から地上部が花が咲き始めたころから、「あれ?なんか。おかしいな~」となりだして、時間の経過とともに、葉っぱが枯れだすという状況が進行し、残念ながら枯死してしまった苗木もあります。

 原因として思い浮かぶのは次の要因です。

 【原因と思われるもの】

 ① 加湿で根腐れ

 ② 土壌酸度が中性で栄養が取れなくなってきた

 ③ 水捌け良すぎで用土カラカラ

 ④ ココヤシチップの塩分濃度問題

 ④については、購入しているココヤシチップの会社に塩分濃度を最適化にコントロールしているという記載もあり、問題がなく、「①、②、③」が原因なのかな~と現時点では思っています。

 なお、ブログの記事になっていない写真などもありますが、取り急ぎ最新の状況をお伝えしたいということで、アップしています。

タイタン

 【元気な姿:3月2日】

元気な時といっても、
今見ると枝先から調子を崩しているようですね。
この後どんどん葉っぱが枯れだして、
枝も黒く枯れ始めていきます。

【不調になったとき:5月3日】

このまま枯れてしまうんでしょうか?
底面給水プランターの排水蓋を外して、
用土が湿り過ぎないようにしています。

ミス・アリスメイ

【元気なとき:4月6日】

ミス・アリスメイですね。
とても可愛い花です。

 【枯死したとき:6月1日】
見る影もなくなってしまいました。
用土がどんな状態だったのかについては、
この後かなり深く調べました。
なお、ナメクジがいた形跡がありました。

ノーマン

【元気な時:4月20日】

水やりは、週1回くらいだったでしょうか。
底面給水プランターの貯水エリアに大量の水が蓄えられている
状態でした。

【調子悪くなったとき:6月5日】

先ほどのミス・アリスメイと同じ症状です。
水切れや根腐れとも違う気がしています。

ココヤシチップの用土状況

【ミス・アリスメイの用土の状況】

土壌表土の様子です。
カラカラな状態です。

少し掘っていきます。
このエリアは、プランターの四隅の部分です。

さらに深く掘っていきます。
用土が黒く湿っているのが分かると思います。
ただ、このくらいの湿り具合で根腐れするのかな~と思います。

もっと用土を掘っていきます。
底が見えました。
下にいくにつれて、湿り具合が増していく印象です。

ミス・アリスメイの幹付近の用土を掘っていきます。
かなり湿っているように見えます。

枯れた苗木をよく観察していきます。
しっかりとココヤシチップを纏っています。
根っこがココヤシチップゾーンにまで伸びていった
ことが分かります。

じっくりと観察していきます。
根っこが枯れているので、茶色になっていますが、
思った以上に根張りしています。
用土も根腐れをするような感じにも思えないです。

苗木を抜いた後の様子です。
極端にカラカラでもないですし、
加湿気味という感じでもないです。

幹の断面です。
完全に枯れています。

現在の結論

 土壌酸度調整をほとんどしていなかったので、土壌酸度の問題なのかな~と思っています。
 
 一方でタイタンは、排水キャップを外した後は、枯れる症状が止まっていることから、加湿にならないようにするということも気をつけていきたいと思います。

 なお、肥料については、液体肥料をほとんど与えていませんでしたが、少しずつ与えてみようかなと思っています。
 
 また、全て枯れてしまうのは辛いので、ココヤシチップ100%から、ココヤシチップ80%、ココヤシピート20%くらいに切り替えてなんとか現状打破をしたいと思います。

ココヤシピート3リットルを配合し、
クエン酸で酸度調整を行っていきます。

止水キャップを外して、
ココヤシピート&クエン酸を配合させたところです。

2023年11月29日水曜日

【ブルーベリー】大関ナーセリーさんの「最先端夏季剪定法」を導入へ(2023.11.12)

 2024年から、サザンハイブッシュ系ブルーベリーからどんどん導入していこうかな。と

 ブルーベリーは、ツツジ科なんですね。

 街路樹のツツジなどの剪定を思い出しますと、躊躇なく思い切ってチェーンソーみたいな機械で刈り込まれている気もしたり・・・

 ここ数年、ラビッドアイ系ブルーベリーのノビリスなどを見ていて思うのは、樹勢が強い品種は、収穫後にバッサリ剪定してしまったほうがいいんじゃないのかな?

 せっかくプランターで栽培するのに、あまり大きくし過ぎるのもな~。

 という思いもだんだんと大きくなってきました。

 ベランダで「コンパクト」に栽培できればもっとブルーベリー愛好家の方が増えるんじゃないかと思うのです。

 そんな中で、大関ナーセリーさんのブルーベリーカタログをボーっと見ていますと興味深い記事がありました。

大関ナーセリーさんのカタログのリンクはこちらを クリック

大関ナーセリーさんのブルーベリーカタログ2023から抜粋

 ユーリカという品種は、カタログから注文しない上に、まとまった数を注文する必要がありますし、開花が早いようですのでビニールハウスで蜂の巣箱を設置が推奨されている品種ですので個人的には、あまり関係ない品種ではありますが、取り入れたいなと思いました。

 (夏季剪定)

1回目を6月下旬の収穫後に地表部から70㎝で実施

2回目を8月下旬に地表部から1メートルで実施

ということで、コンパクトな樹形が保てそうな気もしてますし、主枝更新とか考えずに、

思い切ってズボラに管理していくほうが自分らしいんじゃないか・・・。 

 何か新しいことに常に挑戦していくこともありかなと思っています。

2022年3月19日土曜日

【ブルーベリー】開花しました!!クレイワー🌸(2022.02.11~02.23)

 クレイワーの名前の由来は・・・??

 ブルーベリーの選び方の一つのテクニックとして、「人の名前」が付けられている品種は優良品種である可能性が高いので選ぶ際の参考にできるというのがあります。

 想像でしかないのですが、新品種が生み出されるまでに、相当の期間と労力がかけられていると思います。

 生み出された新品種に研究者や開発者の名前が付けれているということは、思い入れがあったり、胸を張って販売できるという優良品種の可能性が高いです。

 「ちょっと自信ないな~」、「可もなく不可もなく~」という品種に、自分の名前を付けたりしませんからね。

 そんな目線で見てみると、クレイワーは、大関ナーセリーさんのホームページによると、以下のように記載されています。


◆クレイワー博士(元ジョージア大学)

ジョージア大学は新しいブルーベリー品種を発表。この品種はジョージア大学のブルーベリー先駆者の一人で、

最近退職したDr. Gerard krewerに敬意を表し‘クレイワー(Krewer)’と名づけられました。

 

 クレイワーは、「ある程度、間違いのない品種なのかなぁ」と思って名前で購入したという面もあります。

 なお、私は、以前、ブルーベリーの品種改良の親であるコビル博士の名前が付けられた「コビル」というノーザンハイブッシュ系の品種を栽培していたことがありますが、2年ぼどで、枯らしてしまったことがあります。 

【2021.02.11】

何度か言っていますが
枝につく房あたりの花の数は、少ないです。

房あたりの花の数が少ないというのは、大粒品種になる
可能性が高いという面もあるかもしれませんね。

写真では、分かりにくいかもしれませんが、房の数は多いですので
全体の花の数としては、普通くらいはありそうです。


【2022.02.19】
冬にかけて葉っぱはほとんど落としませんでしたね。

品種によっては、ピンク色に花がぐっと色づいてから
白に変化するものがありますが、クレイワーは、
比較的早く白くなっているような気がします。

花は、受粉しにくそうな形状ですね。

【2022.02.23】
葉っぱが落ちないので、花が目立たないですね。

一斉に開花するのではなく、順々に開花していきます。

これから春本番ですね。

2020年5月28日木曜日

【ブルーベリー】接ぎ木品種について

接ぎ木品種は、栽培しやすいと思います。

 販売されているブルーベリー中で、「接木」と書かれているものがあります。

 接ぎ木苗は、作るのに手間がかかりますので、ホームセンターなどでは、取り扱っていないところもあるかもしれません。

 ご自宅の近くに、接ぎ木品種を多く扱っているお店があれば、貴重な存在ですね。

 さて、接ぎ木品種について、簡単に説明したいと思います。

接ぎ木品種は割高なのがデメリットです。

接ぎ木品種の魅力とは

 野菜の苗コーナーなどで、「接ぎ木苗」が販売されていますので、ご存知の方も多いかもしれませんが、私は「接ぎ木苗は、樹勢が強く病気に強い」というイメージを持っています。

 ブルーベリーで接ぎ木苗を作る場合は、一般的に、

 ①土壌pHの適用範囲も広く、
 ②暑さに強く、
 ③樹勢が強い

 「ラビッドアイ系」を台木にして、ノーザンハイブッシュ系を接ぐということが多いかと思います。

 温暖地域で、ノーザンハイブッシュ系を栽培してみたいという方は、接ぎ木品種を購入すると、栽培途中に枯らしてしまうことが減ると思います。

 接ぎ木品種の注意点としては、台木のラビッドアイ系から出てくる枝や根から生えてくる枝(サッカー枝と呼ばれます)は、取り除いてあげる必要があります。

 ブルーベリーのブロガーさんの中では、よく接ぎ木についてのブログが上がっていたりします。

 また、台木に色々な品種を接ぎ木する「多品種接ぎ苗」を販売している「朝日園」という植木屋さんが宝塚にありますので、気になる方は、ホームページをチェックされてると良いかもしれません。

2020年4月22日水曜日

【ブルーベリー】ブルーベリーの病気について

もし、ブルーベリーが病気にかかってしまったら…

 元気だったブルーベリーが、不調に陥ることは、時々あります。

 原因が、猛暑で、体調を崩したり、根腐れやコガネムシの被害というケースはありますが、病気にかかっているというケースも結構あります。

 剪定の際に、切り口から細菌が入ってしまったり、カメムシなどの害虫を媒介して感染する可能性もあります。

 病気というのは、とても厄介で、放っておくと近くのブルーベリーに感染したりします。(ブルーベリーの鉢の間隔を大きく開けたりするのも大事です。)

 大切に育てていた樹を廃棄するのは、つらいですが、病気と思われる症状が出ていれば、決断が必要です。私も、パテント品種の「オーロラ」「ヒューロン」という品種は、病気の可能性が高かったので、泣く泣く処分しました。

 近年、苗木の段階で既に病気に感染してしまっているものあるようです。 気になる方は以下のサイトをご覧ください。
 
(鉢植えブルーベリーの栽培方法やブルーベリーの品種について本当にたくさんの情報が詰まっています。私も何度もチェックしています。)

剪定の際には、殺菌剤を塗ることをオススメします

 できるだけ、病気にかからないように、剪定の際は切り口に殺菌剤を塗ることをオススメします。

 特定の病気に罹りやすい品種や病気に強い品種もありますので、欲しい品種があればあらかじめ「病気耐性」についても調べてみてはいかがでしょうか。
 
トップジンMペーストは、
果樹以外の植物の剪定の際にも使用します。

2020年4月16日木曜日

【ブルーベリー】土壌酸度の測り方について

詳しく調べたいならば、土壌酸度計!

 ブルーベリーの系統やタイプによって、推奨とされる土壌pHはありますが、おおむね土壌pHは4.5くらいが推奨とされています。

 ブルーベリーの栽培用土で、良く使用されるピートモス(無調整)は、産地によって土壌pHが違いますし、その他の用土をブレンドしている場合は、さらに分からなくなります。

 リトマス試験紙で調べるという方法もありますが、土壌酸度計を買ってしまいました。
 
土壌に刺して、使います。
時間が経つと土壌pHを指し示します。

数か所の土壌pHを計測して平均をとります。

 最近は、土壌pHについてあまり意識していません。

 昔は、無調整ピートモス100%を基本用土としていましたが、最近は、100円ショップの「ココヤシチップ」と「ココヤシピート」と「パーライト」をブレンドして用土を作っています。

 最近は、「酸性度」よりも「通気性」が重要ではないかと考え始めているからです。

 ピートモスは、早ければ、1年~2年ほどで腐ってドロドロになってしまい、一気に通気性がなくなります。無調整ピートモス100%栽培は数年ごとの植替えは必須だと思います。

 もし、雨の当たるところに、プランターを置いているのでしたら、雨水はやや酸性ですので、あまり土壌pHについて意識する必要はないかもしれません。(もっとも、酸性度が高い方が、ベストのコンディションに持っていけるのかもしれません。)
水道水で水やりをしているならば、
水やりの際にクエン酸をまぜるか、
表面に散布します。