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2020年12月31日木曜日

【あれこれ】用土のリサイクル作業(2020.12.27)

 コマツナ栽培後の用土を復活させたい。

 ゴーヤー栽培後の用土を再利用するために、一度作業を経験済みですので、

 今回は、早速リサイクル作業に取り掛かりましょう。

コマツナ栽培後の用土です。
ゴーヤーの時は、根っこがびっしりと張っていて
何時間も作業した憶えがあります。

見た感じ、根っこの量が少ないですね。


作業途中で一枚。
前回、土が完全に乾燥しておらず
ふるいに土がへばりついて大変でしたので、
今回は事前にしっかりと乾燥させました。

前回投入した化学肥料のマグァンプK(大粒)
が溶けて小さくなっていました。
2年くらい効果あるとありましたが、環境によっては
かなり早く溶けてしまうかもしれませんね。

時計回りに、苦土石灰、有機入元肥、油かす、
最後に、名前をど忘れしてしまいましたが、
有用微生物をペレット状にしたものです。

ふるいが終わったので、先ほどの肥料などを
混ぜ込んでいきます。

次も、コマツナを栽培する予定ですので、
苦土石灰を多めに入れてみました。
1週間ほど、なじませてから種まきをしたいと思います。


そもそも古い土を使うとどうなるのか?
 
 一般的に家庭菜園をされている方も「用土の再利用」をされていると思いますが、どういうことに気をつけているんでしょうか。

 少し調べてみました。少しだけ。
 
 まず、古い用土を使用する場合気をつけないといけないことが、「連作障害」です。

 同じ科(アブラナ科ナス科など)を連続して栽培すると、収穫量が減ってしまったり、作物が病気にかかりやすくなったりするようです。

 ナス科でいうと、トマト、ナス、ジャガイモ、ピーマンがそれに当たるということで、気を付けないとすぐに「連作障害」になってしまいそうですね。
 
 連作障害としては、「土壌病害」「生理障害」が有名ですね。
 
 「土壌病害」・・・特定の細菌やウイルスなどの病原体が、土壌中に増加することで、
          作物に被害を及ぼす。
 
 「生理障害」・・・土壌中に特定の栄養素が多くなったり、少なくなったりすることで、
          生育が悪くなってしまう。

連作障害を防ぐために

 私は、「連作障害」というワードは知っていましたので、なんとなく「有機肥料」や「化成肥料」「有用微生物」「苦土石灰」などを投入して、連作障害を防げたらいいなということでやっていますが、一般的な対策について調べてみました。

 「輪作」
  栽培する野菜を変えていくことで、土壌中の栄養素の偏りを避けることができます。
  後作で相性の良い野菜というものあるようです。(例:玉ねぎ→トマト→ネギ)

 「消毒」
  太陽熱で消毒する方法の他、薬剤を使用して消毒する方法があります。
  病気の原因となる病原体を減らすことができますので、「土壌病害」を回避可。

 「有機物の投入」
  土の力を回復させることができます。色んな種類の園芸店等で「リサイクル材」が
  販売されています。腐葉土などが有名です。

 「コンパニオンプランツ」
  病害虫の発生を防ぐ効果のある作物(コンパニオンプランツ)を植えることで、
  「土壌病害」を回避可。(例:マリーゴールドによるセンチュウの回避)

 「土を休まさせる」
  野菜作りを休み、マメ科のクローバーや雑草を栽培することで、土の再生を促します。

 「接ぎ木品種」
  病気に抵抗性のある品種を栽培することで、「土壌病害」を回避可。
  ただし、特定の栄養素の偏りによる「生理障害」は防げないです。

 一番簡単なのは、太陽熱で消毒した後に、市販の用土リサイクル材を混ぜ込んでリサイクルする方法ですね。
 
 今回、コマツナ(アブラナ科)の後にコマツナを栽培するという、セオリーに反した良くない栽培を行いますが、「連作障害」が発生してしまうのか観察したいと思います。

 本年は、お世話になりました。
 
 それでは、よいお年を♪