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2020年4月1日水曜日

【ブルーベリー】害虫と対策について

ブルーベリーに害を与える昆虫は少ないです。

 私が、ブルーベリーを栽培している中で、思い浮かぶ害虫は、「イラガ」の幼虫と「コガネムシ」の幼虫くらいで、これは他の果樹に比べて本当に少ないと思います。

□ 「イラガ」の幼虫は、早く見つけて、殺虫剤で対応すれば怖くない。

  イラガの幼虫は、関西エリアでは開花後から夏前頃の間に現れるケムシです。一番小さい時期は、緑色で、可愛らしいですが、大きくなってくると、毒毛が出てきて、触れると電気が走るような痛みを感じたあと、皮膚が炎症を起こしてきます。

 葉の裏側などにびっしりついていることもありますので、日々、ブルーベリーを観察することが大事です。

 特に気を付けたいシチュエーションとしては、園芸店などの「ブルーベリーフェア」やブルーベリーの苗がたくさん置いてあるところで、鉢を見比べるために持ち上げた時に葉についていたイラガに触れてしまうというものです。
 
 ブルーベリーコーナーでは、触る前によく観察することが大事です。イラガは、黄緑色なので、ジッと目を凝らして見てみましょう。

 ケムシ用の殺虫剤は、多数ホームセンターに置いていますが、私は、ベニカベジフルスプレーを常備しています。

ブルーベリーに適合しています。
収穫45日前まで使用可です。

□ 「コガネムシ」の幼虫の存在は、ブルーベリーの調子が悪くなってから気づく。

 コガネムシの幼虫は、本当に厄介です。キチンと世話をしているのに、一鉢だけ急に葉の色がおかしくなってきたのならば、まず、コガネムシの幼虫を疑います。

 残念ながら、コガネムシの幼虫を発見した時点で深刻なダメージを受けていることが多いので、防ぐためには、

 ① マルチング等で産卵を防ぐか、
 ② 適期に農薬の土壌混和して対策するかになってきます。

 ブルーベリーのコガネムシの幼虫に対しての適合農薬は、ダイアジノン5粒剤だけだったと記憶しています。なお、ダイアジノンは、3粒剤、5粒剤、10粒剤と3種類かありますね。

 ダイアジノン5粒剤の説明書によると、収穫14日前まで、2回以内の土壌混和が可能です。
私は、収穫のタイミングで土壌混和しています。
なお、収穫前14日前まで可能ですので、開花後のタイミングで
1回目を入れてもいいかもしれませんね。