パテント品種が次々と・・・
パテント品種(特許品種のようなもの)は、アメリカなどで開発されている最新品種で、増殖出来ない1点ものですので、枯れてしまうと仕方ないのですが、厳しい環境(栽培用土・環境など)に耐えきれず枯れてしまうものも多いです。
つらい別れもありますが、栽培した経験というのは、次なる品種の栽培に活かせるはずです。
しかしながら、この厳しい環境で生き残れる品種というのは、相当凄い品種ということですね。
では、個別のブルーベリーについて見ていきましょう。
チャンドラー(ノーザンハイブッシュ系)
現在栽培しているブルーベリーの中でも最も古参ブルーベリーです。
パテント品種が次々枯れていく中で、こういう品種がしっかりと残ってくれているということはありがたいです。(※ このチャンドラーは、接ぎ木品種です。)
枝が混み合っていると、通気性が悪くなって害虫や病気の温床となってしまうので剪定を行いました。
あと、少し用土(ココヤシピート)を足しました。
剪定苦手なんですが、外向きの枝を残し、 内向きの枝をカットしました。 |
剪定後です。スッキリしました。 |
幹の太さは、栽培している中でも圧倒的です。 しかし、枝の更新という点では、 どうしたらいいのか分かりません。 |
ノビリス(ラビッドアイ系)
樹勢が強い品種の代名詞となってノビリスです。次々と若い枝が出てきてくれるので、初心者でも枝の更新は容易だと思います。
用土の補充を行いましが、根域が余りにも狭くて驚きました。(プランターの半分以下くらいのエリア根っこがありませんでした。)
ラビッドアイ系の中でも葉っぱのサイズが大きくて、果実のサイズも大きいです。
相変わらず素晴らしい品種です。
コガネムシの幼虫だけ注意したいところ。 |
樹勢の強さは、ピカイチです。 |
剪定後です。スッキリしました。 |
オーゼキブルー(ハイブリッド系)
オーゼキブルーの果実は、とても美味しいです。栽培しているブルーベリーの中でも一番だと思います。大関ナーセリーさんの名前が入っているだけありますね。
収穫量は、「少なめ」で、果実の大きさも「中くらい」です。
この品種は、土壌酸度をあまり気にしなくていい品種ということですが、ピートモスを一切入れていない栽培でも、問題ありませんので、本当だと思います。
樹形いいですね。 昔から樹形良かったです。 |
植替えして、剪定しましょう。 |
オーゼキブルーは、ココヤシチップの割合 多そうですね。 |
綺麗だった樹形が剪定で、崩れてしまいましたですね。 植替えも行いました。 |
リバティ(ノーザンハイブッシュ系)
リバティは、生長がとても良かったので、大きいプランターに植え替えたのですが、植替え後は調子が悪く、ここ昨年は、ほどんど収穫量もなくなっていました。
今年も、調子が上がらず、ほどんど収穫出来なかったことから、栽培終了を決断しました。
リバティは、耐寒性が高く、マイナス20℃まで耐えることができるという品種ですが、毎年夏場はしんどそうにしていましたので、
関西エリアの夏場はかなり厳しかったのかなと思っています。
リバティは、大関ナーセリーさんで、接木品種も販売されそうですので、暖地の方は、是非ども接木品種を検討されてはと思います。
果実は、とても美味しかっただけに残念です。
剪定も上手くできず、 枝を横に広げることが出来ませんでした。 |
調子の悪い品種は、 夏終わりになればすぐに分かります。 |
ノーザンハイブッシュ系の自根栽培は厳しいですね。 |
オーロラ、ヒューロンに続き、 リバティも枯れてしまいました。 |
ラビッドアイ系でタイタンに匹敵するほど大粒品種のセイボリー。
オーシャン貿易さんで購入しましたが、本来のチカラ発揮することなく枯死していました。
暖地適正のあるラビッドアイ系だけに上手く栽培できず反省です。
ココヤシチップがなかったので、 パーライトとココヤシピートの用土でした。 |
コロンバス(コロンブス)(ラビッドアイ系)
コロンバス(コロンブス)は、ラビッドアイ系の中でも果実の美味しさに定評がありますね。
ただし、大関ナーセリーさんの商品詳細説明欄にあるように、実つきが悪いという評判がありました。
例に漏れず、栽培しているコロンバスの実つきは悪かったです。
剪定を行いましたが、今後新しい品種を導入した時に、リストラ候補一番手に上がりそうでしたので、今回栽培終了といたしました。
樹形は、直立性で綺麗です。 |
夏の終わりに 葉っぱがほとんどないのは、 調子が悪いということです。 |
TH605(サザンハイブッシュ系)
オーシャン貿易さんのパテント品種のTH605です。
花付きもよく、今後に期待の品種ですが、勢い良く剪定を行ったためか、完全に失敗してしまいました。
この失敗がどう響くかは分かりません。
剪定(BEFORE) |
剪定(AFTER) 切りすぎてしまったかもしれません。 |
ケストラル(サザンハイブッシュ系)
花すら咲かないケストラルですが、一応パテント品種です。
リストラ候補になっています。
秋頃には、来年の花芽が枝についてきますが、どうでしょうか。
来春も厳しいでしょうか。枝葉は、充実していましたが、今回思い切って剪定してスッキリさせました。
花芽、花芽。 |
上から見ると放射状に枝が出ています。 |