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2020年11月25日水曜日

【あれこれ】ブルーベリーの植替え資材について(2020.11.21)

 今回はココヤシチップ・ココヤシピート50:50ブレンドです。

 私は、現在のところ以下の理由で、「ココヤシチップ」・「ココヤシピート」を基本用土としてブルーベリーをプランター(底面給水)栽培しています。

 ① 一般的にブルーベリー栽培に推奨される「ピートモス」「鹿沼土」「赤玉土」だと植え替え頻度が多くなってしまうため

 「ピートモス」100%栽培や「鹿沼土(酸性)」を含む市販のブルーベリー専用用土でも栽培したことがありますが、「ピートモス」は、乾燥してしまうと、水を弾いてしまうので、

 そうなった場合にはたっぷりと水を与えて水を吸収できるようにしてあげないといけなくなります。

 逆に、常に湿り続けた「ピートモス」は、思いのほか早く傷んで腐ってしまいます。

 さらに、「ピートモス」の乾燥状態を確認してあげないといけませんので、朝。夕と時間的に余裕がないと、特に夏場などは管理が難しいです。

 底面給水プランターのケースで言いますと、夏場だけ水を溜めるようにしていましたが、底のほうの「ピートモス」は、1年に1回くらいでドロドロに泥化してしまっていました。

 また、「鹿沼土」は、酸性度が比較的高いので、ブルーベリーの栽培専用用土に幾らかの割合で混合されていて、「赤玉土」についても、通気性や吸水性が良いので基本用土として混和されていることが多いです。

 「鹿沼土」も「赤玉土」も粒のサイズが(大粒、中粒等)選べますが、経年劣化すると粉末のようになってしまい通気性を悪くしてしまいます。

 植え替えというイベントは、ブルーベリーにコガネムシの幼虫が侵入していないかを確認したりする機会になるので良いのですが、土の処分は、手間がかかります。

 ② ココヤシチップ・ココヤシピートは、耐久性が高い

 ココヤシの実(やし殻)から、たわしが作られるようで、ココヤシ製品は耐久性が非常に高いです。

 特にココヤシチップは、キューブ状にカットされたチップですので、3~4年くらい経過しても黒く変色するだけで問題なく使用できています。
 
 ココヤシピートのほうが、土に近いので、最初のほうは、ピートモスに混ぜて使用したりしましたが、段々とココヤシピートの割合が増やしていき、現在のココヤシピート&ココヤシチップの形に落ち着いてきました。

 植え替え前は、ココヤシピート(65%)ココヤシチップ(35%)くらいでしたが、

 今回、ココヤシチップの割合を50%まで上げた用土で、栽培していきたいと思っています。

 ③ ココヤシピート・ココヤシチップは、軽いので、腰への負担が小さくなる
 
 ココヤシピートは、100円ショップなどでも販売されていますので、実際に持っていただくと分かると思いますが、とても軽いです。

 ココヤシチップは、プランターに入れてみると分かりますが、空気の隙間が生まれますので、通気性を上げつつ、さらに軽さも追及できます。

 今回は、底面付近に、ココヤシチップを敷き詰めて、その上に、ココヤシピート・ココヤシチップ50:50の混合用土を入れていきました。 

どちらも200リットルで、4500円くらいでした。

ココヤシチップです。サイズは、3Sだったと思います。
ハスクチップという名称でも販売されています。
このサイズだと、ココヤシチップの割合を
さらに増やしても良かったかもしれません。

ココヤシピートです。

元肥として、マグァンプKの大粒
そして、土壌改良剤としてクエン酸を購入しました。

マグァンプKを混和していきます。
クエン酸は、最後に表面散布しました。

底面にココヤシチップにしていきます。
底面付近は、湿りやすいのでこの策がどういう
成果をあげてくれるか楽しみです。